こんにちは、ささき歯科医院 歯科医師の佐々木俊です。
先日、仙台のスタディーグループ「月一会」で症例発表を行いました。
スタディーグループとは、歯科関係者による勉強会のことです。
当番の先生が治療について発表を行って、意見交換をしたり、アドバイスを頂いたりして、歯科治療のレベルアップを図ることが主な目的です。
歯科医院にやってくる患者さんの状態は、一人ひとり大きく異なります。
治療の仕方や考え方も、歯科医師によって大きく変わることもあります。
そんな中で、自分の治療や考え方が本当に患者さんのためになっているのか?を知るために、色んな先生から客観的な目で見てもらうことが、大きな手助けになると思っています。
この会には、特に「かみ合わせ」や「入れ歯」の分野において、特に優れた先生方がいるため、先生同士のやり取りを聞いているだけでも勉強になります。
今回は「すれ違い咬合の患者に対して、義歯の安定を図った症例」というテーマで発表しました。
すれ違い咬合とは、下の写真のように「上下に自分の歯は残っているけど、入れ歯を外すと噛むところがない状態」を指します。
(※患者さんの同意を得て、口腔内写真を提示しています)
入れ歯を快適に使えるかどうかは、患者さんのお口の中の状態によって大きく左右されます。このことは、また違う機会にブログにしようと思います。
すれ違い咬合は、入れ歯を安定させることが非常に難しい状態のひとつで、ただ型取りして入れ歯を作るだけでは、「入れ歯が動いて噛めない、痛い」という結果になってしまいます。
そのような状態に対して、入れ歯をうまく使えるように、どう考えて、どういう治療を行ったかについて発表し、たくさんのご意見を頂きました。
ささき歯科医院では、子どものむし歯予防からご高齢の方の入れ歯治療まで、幅広い年代の方に安心して治療を提供できるよう心がけています。
入れ歯が痛い、うまく噛めないなどでお悩みでしたら、どうぞご相談くださいね。
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