こんにちは、ささき歯科医院 歯科医師の佐々木俊です。
歯みがきの後は、うがいは最小限にするといいですよ~というお話です。
これまでのブログで、むし歯の予防には、
・食習慣(砂糖)のコントロール
・フッ素入りの歯みがき粉を正しく使う
ことが、何よりも効果的ですよということを書いてきました。
実は現在では、「フッ素入りの歯みがき粉を使用しない歯みがき」はむし歯を予防する科学的な根拠に乏しい と結論づけられています。
この「歯みがき粉を正しく使う」というのはどういうことなのか、説明しますね。まずこの画像を見てください。
これは、日本ヘルスケア歯科学会が使用を推奨している、患者さん
がどれくらいむし歯になりやすそうか?を評価するチェック表です。
これを見ると、
①歯みがき粉を使う頻度
②歯みがき粉を出す量
③歯みがき後のうがいの回数
これらは、むし歯のリスクを左右する大事な要素であることが分かりますね👀
ということで、フッ素のむし歯予防の効果を高めるためには、
歯みがき粉の使用は「1日2回以上」、「適切な量」で「うがいは最小限に」することが大切です。
歯みがき粉に入っているフッ素の量は、たとえ歯みがきに使う1回分をそのまま飲み込んでしまったとしても、人体に影響がない量に調整されていますので、安心して使ってくださいね(゜_゜>)
※ただし、「高濃度フッ化物配合」などの表記のある歯みがき粉は、現在のところ対象年齢が6才以上となっているのでご注意ください。
それよりも小さなお子さんは、適正なフッ素濃度の歯みがき粉の使用をお願いします。
また、小さなお子さんの場合、歯みがき粉の適切な量は年齢により異なりますので、以下の画像を参考にしてみてくださいね。
(ライオン株式会社ホームページより引用)
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