こんにちは、歯科医師の佐々木俊です。
今日は乳歯のむし歯には、年齢ごとにできやすい場所がある程度決まってますよ~というお話です。
これを知っておいていただくと、
・ご家庭でお子さんのむし歯を早期発見しやすくなる
・乳歯のむし歯予防に役立つ
のではないかなと思います。
イラストにまとめてみたので、確認してみてください。
●2才くらいまで
上の前歯と前歯の間
●2才~4才くらいまで
奥歯の噛む面の溝(咬合面)
●4才以降
奥歯と奥歯の間(乳臼歯DEの隣接面)
※ご家庭では早期発見が難しいことが多いです
その子のむし歯のリスクによっては、完全には一致しないパターンもあるのですが、一般的にはこのような感じと思って大丈夫です(゜_゜>)
私たち歯科医師も、乳幼児のお子さんのお口をチェックするときは、
「この年齢だとここにむし歯が出来ていることが多いから、見逃さないようにしないと・・怪しそうならレントゲンでチェックしよう」
「この年齢でここにむし歯が出来ちゃったということは、むし歯のリスクが高くなっているかも・・おやつの習慣など確認が必要そう」
という感じで、この目安を念頭に置いています。
お口の中は暗くて見えにくいですし、一般の方が見てはっきり分かるようなむし歯は、すでに進行してしまっていることも多いです。
「気づいたらむし歯が進行していて、治療が大変な段階になってしまった!」となる前に、かかりつけの歯医者さんで定期管理を受けることが理想ですが、このようなことを知っていると、お子さんのお口の中を見る目も少し変わるかもしれないですね(^_^)/
コメント